オーロラマン参上 #校長室
小学生の頃、よく見たSF映画に「ミクロ決死圏」というのがありました。人間が乗った特殊潜航艇ごと細菌サイズに縮小して、血管に注入。脳にある患部を治療する映画ですが、当然、赤血球や白血球、動脈瘤や視神経などの組織が登場して、細菌と認識された人間が白血球に食べられたりするんですから、小学生ながらにそれぞれの働きについて、映像を通して理解が進んだと記憶しています。
さて、いつものように授業巡視です。おやおや…
にしては、数が多いですし、みんなニコニコしています。そして「水蒸気」「水」「露点」などと書かれた紙を胸に貼っています。
教室内にはいるとなにやら教壇を舞台に、演劇をやっています。
本校に「演劇」の授業はありませんし、ましてや、ハリウッドスタジオでもありません。これは、地球上のいろいろな現象を演劇で表現する「地学」の授業です。
さらに、高度を上げ「熱圏」へ
流星がオーロラの下で輝いているんだってことをはじめて知りました。(地学選択してなかったので←言い訳)
地学の現象を、こんなに楽しく勉強できるなんて、
演劇のシーンだけをお見せすると遊んでいるように感じられるかもしれませんが、演劇をするためには
で、やっと、オーロラマンが登場しているのです。
きっと、大学入試で「熱圏で見られる現象をあげよ」と問われたら、この授業を受けた生徒は全員、光り輝く彼の姿を思い出し、クスッと笑って
「オーロラマン」って答えるんだろうな
え?なに? あ、「マン」はいらないよ!間違えないでね!