生まれ変わり #校長室
人間の細胞は7年で全て入れ替わる(諸説あり)と言う話題から、それならば、自分を自分たらしめているのは肉体ではなくてなんなのだと言う哲学的命題系評論展開が、大学入試国語の定番の一つだったりします。
ただ、これも皮膚や内臓などの細胞と違って、脳細胞は入れ替わらないらしいので、結局、自分を継続的に自分たらしめているのは脳だろうなあと「生物」を習ったりすると、冷めて目で見てしまうことになりますね。その観点から言えば、映画「ルパン三世~ルパンVS複製人間」の敵役マモーの大きな大きな脳の描写は、アイデンティティに関しての示唆に富んでいるのかもしれません。
さて、とある教室を覗いてみると
タマネギ(食材)ですから家庭科と思うのは、早計。高校ではタマネギをこんな風に使います。
タマネギの細胞を観察して、スケッチを描く。
リケジョ、リケオになるためには、この関門はどうしても通らなければならない。実線をつかって見たままを正確に!
白衣の先生は、実習教諭といって、実験実習を専門に扱う先生です。本校で行う実験実習について、授業前に予備実験を行った上で、担当教諭と共有し、専門的な指導を行っています。いわば、実験のエキスパート。
チームティーチングの連携のとれた授業で、生徒の理解も進みます。
生徒が一斉に顕微鏡を覗く姿が、壮観だと感じるのは私だけでしょうか?
高校生に生まれ変わって、この授業に参加したくなりました……
あ、脳も新しくなってしまうので、この意識は持っていけないのかあ!残念。