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歓声と静寂と #校長室

 高校入試関連日程の合間を縫って、本校では校内スポーツ大会が開催されました。
 このスポーツ大会は、3年生が卒業した後に行われるものなので、新年度新入生を迎えるに当たって、新体制生徒会の運営力が試される大会となっています。

物品の準備

以前から、スポーツ大会の記事で伝えていますが、本校は全て生徒運営。校長挨拶のキューも生徒会長からでます(笑)

スポーツ大会ですが、開始前にはコントがあります
笑えます
生徒指示での入念な準備体操
進行卓に先生の姿はありません
進行状況を確認

クラスでおそろいのユニホームを着用して

スポーツ大会というよりスポーツ祭かな
白熱する試合に
接戦の攻防に
ギャラリーの上から
体育館のステージから
間近のフロアから

大声援、大歓声が絶えることがありません。

校長室前の廊下でも「きゃ~!!」。廊下での競技はない(あるわけない!)と思って顔を出すと、

東北大学合格報告の卒業生を囲んで
「きゃ~!先輩すご~い、おめでとうございま~す\(^O^)/」

生徒による巧みな試合進行で順調に進みます。

進行に大切な結果表示の管理
これを見て、生徒が各自試合順等を把握していきます
先生の放送はありません

本校のスポーツ大会は学年別の対抗戦ではなく、学年入り乱れての戦い。男子バスケット決勝は2年生vs1年生の様相。

1学年がクラスを超えて応援の輪を作れば
2学年はその輪を超える人数で気合い

 ガチンコ勝負だからこそ、互いにリスペクトできるというものです。

 表彰式では、ただ賞状をもらうのではなく、賞状を受け取った後に

ショートコントあり
先生の物まねあり
一発芸あり
(追悼:鳥山明氏)
歌あり
そして、表彰の後は、開会式同様のコントあり
やっぱりスポーツ祭だな、うん

で、会場を爆笑の渦に引き込むのが伝統(なのか?私(校長)としては楽しめますけれど…)。1枚の賞状毎に行われるネタ披露。仕込みも大変ですね。

 2日間、常に生徒の声援と歓声とに包まれる本校でしたが、静寂に包まれた時間がありました。

 全生徒が、起立し、東日本大震災により犠牲となられた全ての方々に対し哀悼の意を表すべく、黙祷を捧げ、ご冥福をお祈りした時間です。

校庭の一角で稼働を続ける空間放射線計

 卒業式式辞でも触れましたが、本校体育館はあの時多くの被災者を受け入れた避難所でした。

黙祷の静寂と避難所であった体育館にあふれる大歓声と、そのコントラストに今もなお歩み続ける福島の復興を感じることができるスポーツ大会です。