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闘魂 #校長室

 小学校時代のゴールデンタイムのテレビ番組の一つに「新日本プロレス」中継がありました。皆さんご存じの燃える闘魂、故アントニオ猪木の興行団体です。私の祖母が猪木の大ファンで、その時間帯はテレビを独占。敵役タイガージェットシンが、サーベル(刀ですよ)を咥えてリングに上がるので、そんなもの持ち込ませるから試合の最初から荒れるんだと子供心に思ったものですが、祖母はサーベルで殴られても立ち上がる猪木に大声援を送っていました。肉体と肉体がぶつかる競技は興奮もひとしおです。

 さて、日曜のあづま総合体育館には

背中に闘魂ならぬ東魂

東魂と染め抜かれたそろいのTシャツの保護者応援団の皆さん。

和太鼓、ドラム、ポリタンク、メガホン

ありとあらゆる鳴り物を持った生徒応援団。

ドンドンドンドン、腹に響く応援が体育館を揺らす中、繰り広げられているのは

倒れ込むようにシュート

ハンドボールの試合でした。初めて見ましたが、驚くほど激しい、言うなれば顔や首を除くフルコンタクトの競技。サッカーよりはラグビーに近い。ハンドボールは、ラグビーのようにボールを持っている選手を追いかけてタックルこそはしませんが、ボールを持っている選手が突進してくるのを正面からガッチリ受け止める競技のように見えます。(素人の感想です)。当たり前のように肉体がぶつかり合います。

防御で倒れる相手選手
他の選手はすでにボールに目がいってます

 手でボールを操作するので、よほどのパスミス、インターセプトがない限り、ほぼシュート動作まで流れます。なので、シュートを阻止したキーパーは

雄叫びを上げベンチに猛烈アピール
応援席も拳を突き上げ大歓声!

 ドンドンドンドンと鳴り物応援の中、東魂(闘魂)を燃えたぎらせた素晴らしい試合でした。