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プラチナ(Pt)ね #校長室

 さて、いつもの授業巡回、決して廊下をぶらついているわけではありません。

 地学室でガタガタ何かをやっています。ちょっと覗いてみましょう。

一年間の授業計画のほとんどが実験で構成されている地学

なにやら、石や分銅やバネばかりが並んでいます。どれどれ、教科書は、

密度の測定

どうやら、机に並んだ素材を実際に計測して、密度の測定をするようですね。

水に入れる前の重さA
水の中に入れた重さB

 液体中の物体はその物体が排除した液体の重さに等しい大きさの浮力を受けるから、1g/立方㎝ の水に入れると A-B が物体の体積C。A÷C=D で、密度D がわかります。(国語の教員ですが、頑張りました!)

眼光鋭く数値を読みます!
科学を追究する真剣さがありますね

 こういうまなざしを見ると、教科書に書いてあることは正解だから、簡単なことは覚えておきなさいで済ませるわけにはいかないですね。

 そして、授業冒頭で、「この実験方法を知れば、将来、プレゼントされた指輪がシルバーかプラチナか一目瞭然だよ」と先生が導入の話をしていたことを思い出して…

 結婚してくれとプラチナの指輪を差し出し跪く彼の前で、感動に震えながらおもむろにビーカーと秤を取り出す彼女。指輪の密度を計測し「プラチナ(Pt)ね」と呟いて、彼と抱擁するシーンを想像し、そのあまりのシュールさ一人笑ってしまいました。

 科学も使うタイミングは考えなければいけないとは思います(笑)。

みんなにも読んでほしいですか?

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