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リアリティの追求 #校長室

 私(校長)は単身赴任中ですので、居所にテレビがありません。ラジオで生活しています。ラジオドラマを楽しむには、頭の中にシーンをどれだけリアルに再現できるかが勝負です。
 NHKの「歴史探偵」など、どうしても見たい番組は実家で録画しておいて、まとめて見ることになり、先日溜まっていた「歴史探偵」を見たら、そのひとつに「VR探検!信長の安土城」というのがありました。仮想現実の世界に安土城を再現し、専用のゴーグルをつけて体験・検証するという内容でした。

 さて、過日、JAFから講師をお招きして、「交通安全教室」が開かれました。

ドライバーから見た歩行者、自転車

 私たち大人(運転者)は日常の景色ですが、車を運転しない生徒諸君にリアルに伝えるにはどうするのかなあ。よくあるのは、警察官の皆さんによる寸劇だったりしますが、今日の講師はお一人でいらっしゃってます。

全校生徒が対象 どう展開するのか

 あ~、そういう手があったか。

赤信号の横断歩道を車の陰から飛び出す自転車

 使われる映像は、全てドライブレコーダ-の画像です。寸劇でもドラマ仕立てでもなく、ヒヤリとするリアルな映像、それも、ドライバーの音声付きです。
 リアル運転者の私は「うわ!」と声を上げてしまうほどの臨場感。よく車止められたなあと生徒とは別の感心です。
 自転車の事故では、一瞬ですが、ぶつかったあとに頭から倒れていく映像。ヘルメットの必要性がよくわかります(映像は自粛)。 

自分たちがどのように見えるかがわかりました

 相手の視点を得ると言うことは、どんな学びにおいても大切なことのひとつですね。

 近い将来、生徒が全員VRゴーグルをつけて、交通安全教室を受ける日がやってくると予感させるお話しでした。ありがとうございました。