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昔OHPとβマックス、今は… #校長室

 小学生や中学生の頃、授業にたくさんの先生が見学に来ることがありました。担任の先生が私たち生徒を使って、普段は使わない(笑)重い機材を教室に運びこみ、鮮やかに授業を行ったのが印象に残っていますが、その機材がOHP(オーバーヘッドプロジェクタ)でした。
 高校生になり、生物のH先生が、βマックス規格のビデオを使い、ブラウン管テレビで細胞分裂の様子を映像で見せてくれました。見たこともない映像に興味津々。おかげで生物は得意科目でした。
 それぞれの先生が、当時最新の機材を使って授業をしようと工夫していたんですね。

 さて、時代は下って現在の東高。昨年春に整備されたプロジェクターが大活躍しています。(研究授業だけの利用ではありませんよ、普段使いです。)

 1年のクラスを3つほど覗いてみると、最初のクラスでは

関係する文法を投影しながらの展開(古典)

 視点を左右に振るだけで、活用すべき文法を把握できますね。先生の解説に集中できます。

 次の教室も

手元のプリントと同じもの投影しての展開(英語)

 プリント学習はちょっと気を抜くといったいどこの解説しているのかわからなくなったものです。これなら、追っかけやすい。しかも

投影画面に直接解答が書き込まれていく

この授業だったら、きっと私の英語の成績も……

 一方、次の教室は、

一覧性を求めて板書の活用(生物)

 広い黒板を、大きく使って生徒に説明を求めています。系統図などはこちらが便利そうですね。

 授業内容に合わせて、プロジェクタか板書か、どの先生も計画を立て使い分けています。

 求めるところは今も昔も同じ。わかりやすい授業、伝わる授業、能動的な授業の追求です。