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価値観 #校長室

 大学3年の夏、友人達と九州旅行をしました。折しもバブルまっただ中、レンタカーを借り、阿蘇を見物し、湯布院の高級旅館に泊まり、大学生としてはかなり豪華な旅を満喫し、最終日の長崎へ。
 長崎原爆資料館をそんな観光気分で入館。滞在予定時間を大幅に超えて資料館の出口をでる頃には、私も友人達も無言…。

 さて、時折本校で開かれるランチ会(前回→ねえ、一緒にランチしよッ)ですが、本日のゲストは

宮本ゆき博士

シカゴにあるDePaulUniversityより来日され、お忙しい中本校でのランチ会にご参加いただきました。現3年生が昨年の修学旅行の事前学習において、「なぜアメリカでは『原爆が悪』ではないのか~『正しさ』とは何か」というタイトルで、シカゴにある先生の研究室と結び、意見交換を行った(→Madison Square Garden)ご縁でのご来校となりました。

 修学旅行で、広島平和記念資料館を訪れた経験を踏まえて(旅行前とは違う視点で)話が弾みます。

平和記念資料館からどんなメッセージを受けたかな
一つ一つの資料にハイライトが当たっていて…

 話題は、東日本大震災・原子力災害伝承館にも及びます。

伝承館にメッセージは感じる?
災害前の歴史の流れが…

そのほかにも

教育には何が必要だと思う?
僕は、パッションだと思います
様々な価値観を理解するには?
その価値観が形成された履歴を知ることが必要だと思うの…

 人には、それまでの経験や学びから創り上げられている価値観というのがそれぞれあるとは思いますが、それが、浅薄であると思い知らされる(粉々にされる)体験がの一つが、私の場合、長崎原爆資料館がでした。

 ランチ会を始め、本校での様々な体験が、本校生の多様な、そして、しっかり根の張った価値観を創り上げることを願ってやみません。

みんなにも読んでほしいですか?

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