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職業としての教師(その3) #校長室

(これはシリーズです。→その1 →その2 前記事はそれぞれをクリックしてください。)

 本年度より教育コースに取り組む東高です。大学等の専門家をお招きしての校内での学び(→9 to 5 →なぜ学ぶのか)の他にも、積極的に外部機関と連携して実践的に教職を学ぶ機会を開拓(1年目なので)しています。

 今回は、福島市教育委員会様、福島大学附属中学校様にご協力いただき、それぞれの研究発表会に本校生が参加することができました。

まずは

福島市教育委員会研究委託校
研究発表会

研究授業を見ることはできませんでしたが、事後の研究会に出席しました。

授業者(右)の説明を熱心に拝聴

小学校教員を目指す彼女は、特に国語教育に携わりたいとのことで、時折頷きながら熱心に聞いています。生徒としては見る機会がない、授業構成等の資料も大変貴重ですね。

なんと、指導助言者の先生から質問を受けてます。
「小学生時代のあなたはこの質問をどう感じた?」
「本文解釈がいくつもあってまとまらなかったことを覚えています」

本校生を、研究会の一員としてお取り扱いいただき、ありがとうございます。

次に、

福島大学附属中学校
学習指導法研究会

県内のみならず、他県からの参加者も多い研究会です。高校籍の私(校長)も、中高連携の授業展開を考えて過去に何度か参加したことがあります(勉強になりました)。

学ぼうとする先生方に圧倒される

授業をよくするために、教師が学ぶ姿というのも、生徒の立場からはなかなか見ることができない場面ですね。

最初は遠慮がち

授業案等の資料をいただいて、本時の目標等をわかった上で授業を見ると

授業の展開や指導者の動きをよく見ようと
次第に中へ

指導者の言葉かけなどに気づくことがたくさんあるようで

なるほど
そういうことか
そんな工夫が
あ~、そういうことだったのか

自分が受けた中学時代の授業を思い出し、先生の質問の計画性に気づいた点もあるようです。

今回は、県教育庁から

主任指導主事さんも一緒に参加

取り組みの視察もありましたが、

「あの場面での工夫が…」
「そこに気づくことは大切だよ」

なんと、主任指導主事と授業についての対話している…。研究会に参加したことで、教職を積極的に知ろうとする意欲を感じる場面でした。

生徒から見た教師ではなく、職業としての教師。
授業が事前の研究や計画によって組み立てられることを知り、学ぶ教師の姿を間近で見て、普段話すことのない指導助言者や指導主事と対話することは、教職への意識、意欲を格段に高めることにつながるようです。